江上 幸子
 Sachiko EGAMI

研究分野

中国近現代文学・女性史

テーマ&メッセージ

 20世紀の中国では、清朝〜中華民国〜中華人民共和国と体制が移行する中で、国民国家およびジェンダー秩序の形成が目指されてきました。そして、国や男性知識人の提起するジェンダー規範に呼応、あるいは抵抗する女性たちのさまざまな議論や活動が活発に行なわれ、豊かな文学表象も生み出しました。そうした歴史を、日本をはじめとする東アジアや、21世紀中国の現状をも視野に入れつつ、女性作家・丁玲の著作と生涯を中心にすえて考察しています。

学歴

1972年 お茶の水女子大学文教育学部(中国文学専攻)卒業
1992年 東京大学大学院人文科学研究科(中国文学専攻)博士課程満期

主要業績

「近代への希求と抗拒と――丁玲『夢珂』における裸体画モデル事件から」『中国女性史研究』17号(30周年記念論文特集)、2008年
早川紀代ほか編『東アジアの国民国家形成とジェンダー――女性像をめぐって』青木書店、2007年
『中国の女性学――平等幻想に挑む』勁草書房、1998年
『論集 中国女性史』吉川弘文館、1999年
『中国女性の100年――史料にみる歩み』青木書店、2004年

■講義情報
 アジアの文化とジェンダー
毎年、受講する院生の研究分野もふまえてテーマを設定しています。2008年度は、「女性史から中国二〇世紀を見る」をテーマに、清末から日中戦争期までの中国女性史をジェンダー構造の変革を中心にすえて検討します。

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