| ■授業内容
開発と環境にかかわるアジア太平洋各地のケーススタディーを軸にして次のように平和研究に取り組みます。@さまざまな現場で人びとを苦しめる暴力の分析を深める、A暴力の克服をめざす人びとの自力更生努力から学ぶ、B平和の実現のために自分たちがどうしたらいいのかともに考える。
フィリピンはじめ東南アジア・南アジア・太平洋諸国、日本国内ことに沖縄や水俣といった地域を舞台に、公害や公害輸出・廃棄物・熱帯林・ダム建設・核兵器と原子力発電・先住民族・ストリートチルドレン・女性のエンパワーメントなど、これまでさまざまな具体的テーマが取り上げられてきました。
ゼミの進め方としては、単独あるいは小グループで、取り上げるテーマや事例を決め、資料を集めて読み込み、関係者の話を聞くなどの研究を進めていくことになります。そこではエクスポージャー(現場体験学習)を重視します。本学開講科目の「アジア現地実習(フィリピン)」はその一例です。中間報告と討論を重ね、1名あたり
16,000字程度のゼミ論文としてまとめます。さらに例年、大学祭にゼミとして参加し、エクスポージャーの準備内容や実施報告等を行なってきました。このゼミ関連および横山担当授業関係の情報は大学のシラバスのほか、次のURLで閲覧できます。
◇ 授業関係のHP
(特に国際平和論、女性・滞日/在日女性と平和、女性・アジアの女性と平和)
◇ ゼミ6期生/実習(2004)
◇ 同
5期生/実習(2003)
◇ 同
4期生/実習(2002)
◇ 同
3期生/実習(2001)(学内アクセスのみ)
◇ 同
2期生/実習(2000)
■ゼミ生からのメッセージ
アジア太平洋の開発・環境問題を取り扱うゼミ。2005年4月現在は3年生10名と4年生9名(うち中国留学中1名)が在籍し、横山正樹教授を始め、TAを担当する博士後期課程院生の伊藤美幸さん、平井朗さんに指導をいただいています。
アジア太平洋の各地域・現場に発生する、開発・環境問題を始めとする諸問題に焦点を当て、平和学の視点から自力更生を目指し、暴力を克服する方法を模索します。授業はゼミ生の発表が中心。各自が関心を持つテーマを定め、事例から立てた仮説を論証する方法で研究を進めていきます。
このゼミのメインとなるのが例年秋に行われる、フィリピン・ネグロス島におけるエクスポージャー・プログラム。昨年も学生9名がこのプログラムに参加し、1〜3名のグループに分かれ、関心のあるテーマに沿って調査活動を行いました。労働の現場やNGOなどの施設を訪れ、インタビューをすることで現状を垣間見ることができた貴重な経験です。現地でお世話になった方々と活動したこと一つ一つが印象強く、現場から知ることの重みは一人一人が実感できたものではないでしょうか。
個性豊かなメンバーばかりですが、研究テーマとする現場に赴いて調査をするなど真剣な取り組みが行われ、多種多様な考えを知ることができる面白みのあるゼミです。(2002年入学・ゼミ幹事
I.M.)
■卒論タイトル一覧
【フィリピン関連】
フィリピンの都市貧困地区居住者によるコミュニティー活性化の試み−観光地セブ島における埋め立て事業をめぐって−
日本の企業の海外生産と環境破壊−川崎製鉄株式会社のミンダナオ島進出事例をめぐって−
フェアトレードは自力更生を支援するのか−セブ島マンゴー生産者を取り巻く現状を例に挙げて−
海外出稼ぎ労働者
【沖縄関連】
沖縄の米軍基地返還問題−北谷町と読谷村にみる跡地利用政策およびその実態の比較研究−
在沖米軍基地と沖縄住民
近代日本の植民地としてのアイヌモシリと琉球
【韓国・モルディブ・中国関連】
慰安婦支援運動と内面化された暴力の克服−ジェンダーと平和学の視点から−
温暖化現象による南北格差−モルディブ共和国を例に挙げて
中国政府の民族政策がもたらす少数民族への影響−観光開発による文化の商品化をめぐって−
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